- リュウキュウアセビ
- キブネダイオウ
- ジョウロウホトトギス
- イスミスズカケ
- オオキンレイカ
- トリガミネカンアオイ
- チチブイワザクラ
- ランクの見方
リュウキュウアセビ
- 和名
リュウキュウアセビ - 学名
Pieris koidzumiana - ランク
絶滅危惧IA類(CR) - 形態と生育環境
渓谷の岩地に生える高さ1.5-3mの常緑低木。
葉柄は長さ3-6mmで無毛、葉身の基部が翼状につく。葉身は、倒披針形、長さ4-7cm、縁は上から1/3ほどまで浅い少数の鈍鋸歯。3-4月、枝先に円錐花序を下垂し、多数の花をつけ、花冠は白色、筒状つぼ形で長さ約1cm、先は浅く5裂。
キブネダイオウ
- 和名
キブネダイオウ - 学名
Rumex nepalensis var. andreanus - ランク
絶滅危惧IB類(EN) - 形態と生育環境
川辺に生える多年草。茎は高さ1m。葉は有柄、卵状楕円形。花期は5-6月。花は円錐花序状につき、両性。
ジョウロウホトトギス
- 和名
ジョウロウホトトギス - 学名
Tricyrtis macrantha - ランク
絶滅危惧II類(VU) - 形態と生育環境
山中にはえ、湿り気のある崖から下垂する多年草。茎は長さが40-80cm。葉は互性、卵状長楕円形で、長さ7-15cm。8-10月、茎の上部の葉腋に花が下向きに1個ずつつく。花被片は黄色で、内面に紫褐色の斑点があり、鐘形で半開し、長楕円形で長さ40mm内外。外片は内片より少し細く、基部に長さ4-5mmの距がある。
イスミスズカケ
- 和名
イスミスズカケ - 学名
Veronicastrum sp. - ランク
絶滅危惧IB類(EN) - 形態と生育環境
2009年に千葉県いすみ市で発見された新種の植物で千葉県初の固有種。その形態は、茎の毛が曲がること、葉の基部が心形、ときに切形であること、葉の縁が円鋸歯状であること、葉の表面に毛が散在していること、苞葉は狭卵形で先がとがり表面に毛が散在していること、萼片はほとんど無毛だが繊毛があり、先のとがった細い三角形であること、また、花序が球状である。
オオキンレイカ
- 和名
オオキンレイカ - 学名
Patrinia triloba var. takeuchiana - ランク
絶滅危惧IB類(EN) - 形態と生育環境
多年草。集塊岩上に生える。ハクサンオミナエシより大きく、茎の高さ50-100cm。葉は幅7-16cm。花期は8-9月。花冠はハクサンオミナエシに似ていて距は短いが、果下の小苞は幅が狭く、長い楕円形。
トリガミネカンアオイ
- 和名
トリガミネカンアオイ - 学名
Asarum pellucidum - ランク
絶滅危惧IA類(CR) - 形態と生育環境
常緑林下に生える多年草。グスクカンアオイに似るが、花は、やや小さく萼裂片は上面が緑色でやや透明に見え、毛が多く、雌しべと雄しべが3+6で半減していて、口環がほとんどない。
チチブイワザクラ
- 和名
チチブイワザクラ - 学名
Primula reinii var. rhodotricha - ランク
絶滅危惧IA類(CR) - 形態と生育環境
石灰岩上に生える。
若葉の表面に毛がある。
葉柄や花茎に暗赤色の毛がやや密にはえ、花は大きく径2-3.5cm、筒は長く、長さは1.4-1.8cmある。
ランクの見方
絶滅 (EX) | 我が国ではすでに絶滅したと考えられる種 |
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野生絶滅 (EW) | 飼育・栽培下あるいは自然分布域の明らかに外側で野生化した状態でのみ存続している種 |
絶滅危惧I類 (CR+EN) | 絶滅の危機に瀕している種 |
絶滅危惧IA類(CR) | ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの |
絶滅危惧IB類(EN) | ⅠA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの |
絶滅危惧Ⅱ類 (VU) | 絶滅の危険が増大している種 |
引用文献
- 「改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物 レッドデータブック」 環境省編
- 「絶滅危惧種イスミスズカケの概要と保全」 上原浩一・斉木健一
引用ホームページ
- 環境省 第4次レッドリスト掲載種